- どんな情報を AI に渡してよいか/NG かが、人によって解釈がバラバラになっている。
- 利用規程はあるが、日々のチャット・会議・ノートと結びついておらず、形骸化している。
- セキュリティ部門と現場の温度感が合わず、前に進みにくい。
提供サービス — AI を、仕事に馴染むプロトコルへ。
Fragment Practice は、すでに AI を業務に取り入れている個人・チームが、さらに戦略的に活用していくための小さなスタジオです。
「プロンプトの工夫」だけに依存するのではなく、AI に任せるところ/人が判断するところ、ノート・会議・チャット・タスクのつながりを設計し直すことで、業務プロセス全体としての生産性とリスクコントロールを高めていきます。
こんなときに、Fragment Practice がフィットします。
ChatGPT や社内 AI を一定程度活用している前提で、「この先、もう一段レベルを上げたい」場面でお声がけいただくことが多いです。
- 会議ごとにメモの形式が違い、AI に渡しづらい。
- 議事録はあるが、タスクや次回の検討につながっていかない。
- 個人の工夫に依存しており、チーム内で AI 活用度の差が広がってきている。
まずは自分の「現在地」を知る — 個人向け 2 つのスターターパック
すでに AI を日常的に使っている前提で、「どこまで AI に任せるか」「どこからは自分が判断するか」を短時間でクリアにするメニューです。フリーランス・経営者・プロジェクト責任者など、人と AI の両方をマネジメントする立場の方に向いています。
① AI × 仕事の相性マップ セッション
5万円(税込)事前アンケートと 60〜90 分の対話をもとに、業務フロー・強み・ボトルネックを俯瞰し、AI の守備範囲と人の判断領域を可視化します。
- 現在の仕事フローと「負担が大きいポイント」の可視化
- AI に任せる/任せない領域を整理した簡易マップ
- ChatGPT 等に渡せる「自己紹介テンプレ」1〜2 パターン
② 個人のための AI プロトコル設計スプリント
10万円(税込)実際のチャット履歴やメモを材料に、「毎回ゼロから説明しなくてよい AI との付き合い方」を設定ファイル(YAML・プロンプト)として文書化します。
- ベース設定(役割・強み・価値観・NG 事項)の設計
- 3〜5 個の典型シーン(企画・レビュー等)の依頼テンプレート
- 「AI に任せない判断ライン」の明文化
どちらのメニューも、 お問い合わせフォームから「相性マップ」「個人プロトコル」のいずれかを選んでご連絡ください。 チーム導入の場合も、まずはキーパーソン 1〜2 名のスターターパックから始める形をおすすめしています。
個人・チーム・リサーチで、共通して手に入るもの。
Fragment Practice のサービスは、「個人向けスターター」「個人向けの伴走」「チーム向け」「リサーチ&プロトタイプ」の 4 つの入り口があります。粒度は違っても、「分担・ルール・流れが見える状態」を共通のゴールとしています。
1〜2 週間で、「自分と AI の距離感」と「任せどころ」がはっきりした状態へ。
- AI に任せる/任せない領域を整理した「相性マップ」
- よく使う 3〜5 シーンの依頼テンプレートと NG パターン
- ChatGPT 等に渡せる「あなたの自己紹介」テキスト 1〜2 パターン
相性マップやプロトコルをベースに、日々のノートと習慣に落とし込んでいくフェーズです。
- ノート・タスク・AI ログがつながるシンプルなノート構造
- 週次・月次レビューのフォーマットとチェックイン質問リスト
- 「ここからは AI に頼らない」というマイポリシー(やらないことリストを含む)
既存の会議体・チャット・ドキュメントはそのままに、「人 × AI の分担」と「情報の流れ」をチーム単位で揃えます。
- 会議メモ → 要約 → タスク化までを含んだシンプルな標準フローとテンプレート
- 場面別の AI 利用ポイント・禁止事項をまとめたクイックリファレンス
- 既存のセキュリティポリシーと整合した簡易 AI ポリシーとオンボーディングガイド
fragment.place / Prism Protocol の考え方をベースに、「実験ログ」と「設定ファイル」を並走させるフェーズです。
- YAML / Scene / Flow など、再利用できるプロトコル一式
- 実験ログと考察をまとめたテキストベースのリサーチノート
- 必要に応じたホワイトペーパーや ZINE などの整理ドキュメント
進め方のイメージ(Individual / Team 共通)
ここでは、1〜3 ヶ月程度の伴走支援を想定した標準的な流れをご紹介します。いきなり全社展開を目指すのではなく、「小さく試す → 観察する → 少しだけ調整する」サイクルで進めます。
現在の働き方・AI 利用状況・ノート環境・セキュリティ/BCP の前提を共有し、主要なユースケースと負荷ポイントを一緒に整理します。
- 事前アンケートや既存資料の共有(任意)
- オンラインミーティングでのヒアリング
実際のメモ・ログ・画面、既存資料を共有いただきながら、最小限の AI 設定やノート構造、チェックインの型を共に設計します。
- 設定案・テンプレートのドラフト共有(Doc / Fragment)
- 短期間の「試し運用」とフィードバック収集
数週間使ってみた結果を踏まえ、運用として続けられる形に微調整します。継続伴走・社内展開・レポート化など、次のステップもここで決めていきます。
- 最終版テンプレート/ガイドの共有
- 今後 3〜6 ヶ月に向けた簡易ロードマップ
AI 利用の成熟度モデル — どのレベルを一緒に目指すか。
Fragment Practice では、AI 活用を「どれだけ業務フローに統合されているか」という観点で 5 段階に分けて捉えています。現在地と目標レベルを確認しながら、いま無理なく狙える一段上をご提案します。
業務ではほぼ AI を使っていない段階。個人の興味レベルでの試用にとどまる。
必要なときに ChatGPT 等へ単発で質問を投げる段階。会話はその場で完結し、 ノートやタスクとは連動していない。
よく使う用途や依頼の仕方が固まりつつある状態。ノートとの連携も一部進むが、 属人的で再現性は限定的。
人 × AI の役割・前提・禁止事項がプロトコルとして定義され、ノート構造・会議・タスクと 一本の線でつながっている状態。Fragment Practice の主な支援対象です。
プロトコルがチームや組織単位で共有され、指標・レビューサイクルと結びついた継続改善の 仕組みがある状態。リサーチ&プロトタイピング案件などでご一緒することが多いレベルです。
個人向けスターターパックは主に L2〜3 から L3〜4 への移行を、 チーム・リサーチ向けプロジェクトは L3〜4 から L4〜5 への移行を想定しています。
主にご一緒するツール・技術スタック
「うちの環境でも対応できますか?」という観点で見やすいよう、よく扱うツールを簡単に まとめました。実際のプロジェクトでは、今お使いの基盤をできるだけ変えずに、その上にプロトコルと構造を重ねる形を基本とします。
※ 個別のツール名はあくまで一例です。Google / Microsoft / Notion / Slack など、 すでにお持ちの環境を「変えすぎない」前提で、構造とプロトコルを整えることを重視しています。
料金の目安
現在は、1 時間あたり 22,000 円(税込)を基本単価とし、内容・頻度に応じてお見積りしています。実際のご提案では、「どこまで一緒に手を動かすか」を踏まえたプロジェクト単位でのお見積りになることが多いです。
- AI × 仕事の相性マップ …… 5 万円程度
- 個人のための AI プロトコル設計スプリント …… 10 万円程度
- 1〜2 ヶ月のライト伴走 …… 10〜25 万円程度
実際には、扱うテーマ数や「資料作成・設計」にどの程度コミットするかで前後します。 事前に上限予算を共有いただければ、その範囲内での設計も可能です。
- 半日の設計ワークショップ …… 20〜40 万円程度
- 3 ヶ月程度のプロジェクト伴走 …… 60〜150 万円程度
金融・製造・重工業・自動車・小売・運輸など、大手企業グループ向けのご相談も歓迎です。 セキュリティ/IT-BCP/委託先管理などの既存テーマと AI 利用をどうつなぐか、といった検討もご一緒できます。
まずは、「どこの負担を軽くしたいか」から。
詳細な要件定義や、社内稟議の準備ができていなくても問題ありません。 「このプロセスで AI をもう少し活かしたい」「このあたりのリスクと負荷が気になっている」など、 現時点での課題感や仮説ベースで構いません。一緒に現在地を整理し、実務に乗る次の一手をご提案します。